プログラミング教育への危機感

最近、縁があって数学関係の著書に出会っている。それも、子供の頃に習った算数や数学の授業で使う教科書的なものではなく、数学とは・・・とか、数はどうやってできたか・・・とかといった公式を学ぶ以前のことが書かれたものである。例えば、「数学の考え方(著者:矢野健太郎)」、「数学の学び方・教え方」、そしてちょうど昨年号になるが「週刊ダイヤモンド2016/1/23号」の「使える!数学」などである。

もともと数学は子供の頃から好きで、国語や社会が嫌いな子供だった。今になって数学を見直すとは思ってもいなかったが、「数学の考え方(著者:矢野健太郎)」との出会いで一変した。数学好きだったが、どこか骨が支えているような感じを持っていた。しかし、この本を読んで胸がすっとしたことや更に数学が面白いと思うようになり、似たような本を探しては読むようになった。が、その後はなかなか思うような本には出会わないが・・・

子供がなぜ数学が嫌いになるかの原因が良くわかった。全ては教え方、いわゆる学校の先生の力量にかかっている。生かすも殺すも先生次第である。そんな中、近年プログラミン教育がちまたの話題になり、学校教育でも低年齢化が激しくなり小学校での必修化も現実味を帯びている。

数学とプログラミングは似たようなものである。え?という声が聞こえてきそうですが、両者とも論理的思考が出来なければ結果を出すことが出来ない。数学が出来ればプログラミングが出来る、これはある程度納得してもらえそうだが、その逆も然りである。

そうだとすれば、数学は今では嫌われ者であるということは、プログラミングもそのうち嫌われることになるのではなかと危機感を抱いた。数学は、小学校の頃だと算数という科目で習う。統計上、小学校で好きな科目に算数が上がっている。しかし、中学校、高校と上がっていくといつの間にか数学嫌いになってしまっている。簡単に考えれば、内容が難しくなって楽しかった数学がわからなくなり、わからないから出来ずに嫌いになっているといえる。教科書の内容も然りだが、やはり教え方にあるのではないかと考える。もしも、教え方に原因があるのだとすれば、これから本格的に始めようとしているプログラミング教育も幼少の頃は楽しかったが、中学校、高校と進むにつれ嫌いになっていく子供が増えると懸念する。それは、プログラミングは趣味としては楽しいものだと思うが、やはり身近なスマホのアプリや企業のシステムなどで製作しようと思うとそれなりの技術が必要であり知識も大切になってくる。ということは、必然としていつまでも楽しいプログラミングでは通じないということである。となれば、数学と同じく学年が上がるごとに内容も難しくなり落ちこぼれが出てきてもおかしくない状況が生まれることになり、ここをカバーできる事の出来る力量を持った先生が必要になってくることは必然である。

これを打開するにはどうしたらよいかを決めるのが今後の課題であり、これを打開するヒントは、数学嫌いをなくすことにあり、数学嫌いをなくすヒントは上記で示した本に示されていると考える。

 

 

参考:

・数学の考え方(著者:矢野健太郎)

・数学の学び方・教え方(著者:遠山 啓)

・週刊ダイヤモンド2016/1/23号(特集 使える!数学)

・学研教育総合研究所 小学生白書Web版(2013年3月調査)

 http://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/201303/chapter14/01.html

2017年01月09日